山梨県冬季材割り採集記4

2001年12月17日〜12月18日

     

   

   

急遽、休暇が取得できたので、17日〜18日にまたまた1泊で山梨県に行って来ました。

前回以上の急な決定だったので誰も誘うことが出来ず、前回、同行してもらったワタくんだけに告げたが、

ワタくんもさすがに今回は都合がつかなかった。

          

まず、前回、敷島町の切り株から割り出したオオクワ幼虫7頭のことであるが、12/9に飼育ビンに投入しようと仮容器から取り出すと、

ルアーケース内1番右の1番大きかった奴が黒くなって☆になってしまっていた。 (T_T)

左から2番目のちょっと黄色づいた奴はアゴが湾曲タイプだったので多分ノコギリクワガタであろう。

6日の解散時にワタくんに1頭お譲りしたので、現在、私の持ち分は4頭となっている。

         

左から2頭目・・・多分ノコギリ

1番右・・・☆  (T_T)

            

いつも通り朝8時に双葉SAに到着し軽く朝食を済ませ、まずH町の昨年まで工事中だった真新しい道に入ると

エノキが点在していたが残念ながら朽ち木が見当たらなかった。

その後、目的地H町に車を止め徒歩で入念に材探しである。クヌギの切り株を何本か発見し叩いてみるが、朽ち過ぎで何も出てこなかった。

その地域の奥でかなり朽ちた小さめのエノキの切り株と倒木を発見し叩くと、

初令2頭と2令1頭が現れた。2令は頭幅5ミリあり期待できる個体である。

さらにその先では崖っぷちにクヌギとエノキ2本の大きな切り株を発見した。

場所が場所だけに手が出せなかったが、全体的にまだ朽ち方が弱い感じだった。エノキの1本になんとか手が届いたので軽く叩いてみると、

縦長の蛹室が現れ見たことがない気持ち悪い☆の蛹が出てきた。ニジイロクワガタを思わせる色付きだったのでタマムシの蛹のようだ。

この切り株には小さめの脱出口のような穴がいくつも空いていた。全てタマムシのものなのだろうか?

それからかなり歩いたが何の成果もなく、その後、車で色々と走り回った。

ある農道の脇で樹液を出した跡のあるいい感じのウロのある台場クヌギ林を発見した。夏期採集では成虫が狙えそうないい感じの場所であった。

その後、ある松林の一画にニクウスバタケの生えた立ち枯れ台場クヌギ地帯を発見した。

ヤブを掻き分け入っていくと、先入者の叩いた跡が無数にみられた。生えているクヌギはほとんど立ち枯れになっていて、とりあえず叩いてみると、

ザクッといい感じの白枯れであった。これはいける!と思いガンガンに叩いたが残念ながら何も出てこなかった。

他の立ち枯れ・倒木・切り株も叩いたがどの材にも何も入っていない。

日当たりがいいとは言えない場所だった為もあるだろうがコクワすら現れない・・・なぜだろう???

その後は双葉町にエノキ林を発見したが、陽が暮れかかっていたのとかなり疲れていたので諦めて、

前回、宿泊した竜王町のビジネスホテルに向かいチェックインした。

             

翌朝は9時前にチェックアウトを済ませ、昨晩入念に検討した箇所を回ることにした。

まずは敷島町某所の斜面のクヌギ林。上から入念にチェックすると1本カワラの吹いている立ち枯れを発見し、

気を付けながら斜面を降りていくと、オオクワの入るカワラではない種類だった。

試しに叩くと結構硬く食痕すら現れない。こういう材は無駄骨なので早々にやめて引き上げる。

続いて畑沿いの農道裏の死角のエノキ林。多くののエノキが立ち並んでおり、人の立ち入った様子も無いが生木ばかりで朽ち木が全くなかった。

しばらく車を走らせ、前回ワタくんと行くつもりだった畑の奥の倒木をチェックに行くと、またしても農作業をしている人がいたので今回も諦めた。

続いて行くつもりのなかった前回の切り株ポイントへ行くことにすると、猟銃を持った猟師らしき人を見かけた。ちょっとビビリながら現場に到着した。

車を止めポイントへ向おうとすると、近くで重機を動かそうとしている人がいた。やばいかな?と思いつつ、

こそこそとポイントへ向かい、手付かずの切り株を叩いていると、山の奥からサッサッサという音がしたり、

犬の鳴き声がしたりして、さっきの猟師の猟犬かな?などと想像していると、見つかったら騒動になりそうな気がしたので、

何の成果も無くこの場も早々に引き上げることにした。

時間は正午を過ぎており、昨日調査したH町の隣の地区を軽く流した。

この辺の民家は昔からのたたずまいが残っていて、車が1台やっと通り抜けれる幅しかない。こんな所でも頻繁に軽トラがやってくる。

この辺りは車を降りて奥に突き進む気の起きる場所ではなかった。

昨年までの私ならもう諦めて帰宅していただろうが、今回はギリギリまで粘ることにした。次はA村方面に向かった。

道沿いに車を止め一山を登ってみることにしたが、ほんの少し登った時点で樹種が松に変わり途方に暮れて早々に下山した。

車に戻り地図を片手に道という道を走り流すと、斜面にエノキの並んだ場所にたどり着いた。

じっくり見て回ると斜面の上部に5〜6本に枝分かれしたエノキが生えていて、内1本にカワラらしきものが付いているのを発見した。

双眼鏡で覗くと間違いなくカワラタケであった。斜面を駆け上ると、そのカワラ材は根本に近い部分で折れ、

枝分かれしている材に引っかかっていることがわかった。折れた根本を揺するとグラグラしたので力任せに引っこ抜いてみた。

まともなエノキのカワラ材を目にしたのは恥ずかしながら初めてだった。

早速、その材を叩いてみると食痕が現れ慎重に削るとつい現れた。

                  

エノキのカワラ材です

                  

が、取りだして見ると全身スケルトン・・・え!いつもの奴!!!(コクワをこう呼ぶ人、多いですよね。)

ガ〜〜ン (>_<) 次に出たのもいつもの奴だった。やけくそに思えたがようやくいい感じの食痕が現れたので追い掛けてみると、

やはりいました。間違いなくオオクワです。

              

     

出ましたよ〜   左・いつもの奴    右・オオクワ

              

その後、いつもの幼虫1頭といつもの成虫メスを加えたが、結果はそれだけであった。

その後、はじめに見つけた枝分かれに引っかかった材を何とかしてこちらに引っ張り寄せ叩いてみたが

案外硬く、食痕や脱出口も見当たらなかったので、人に見つからないように隠してきてその材を諦めた。来年見に来ることにしよう。

その後、すぐ近くの削られているエノキを試しに叩いてみると、根の方から大きめの初令幼虫を1頭割り出した。

体内に赤茶色の食物が詰まっているので期待している。

       

今回の成果

上3頭はH町のエノキから

下は左3頭はいつもの奴と初令とオオクワ

                  

時間は16時近くなっていたので、今回はお開きにして帰宅する事にして韮崎インターに向かっていると、

町中でいきなり「ボカッ」という音がした。何だ?と思っていると近くから “ブロゥロゥロゥロロロー” というけたたましい音がし始めた。

周りを見渡してみたがさっぱりわからなかったが、間もなく気が付いた!

その音は私のアクセルの踏み込みに応じているではないか・・・まさか??? 

塩川添いの道に車を止め車の下をのぞき込むと、マフラーがパイプとタイコの接合部分からポッキリとちぎれ落ちていた。

アクセルを吹かすと案の定、けたたましい爆音が・・・まさに直管状態・・・

折れたパイプはかろうじてタイコの出っ張りに引っかかり、宙ぶらりんだが地面に接地していない状態だった。

どうしようか迷ったが、仕方ないので一か八かこのまま帰宅することにした。

中央道ではおとなしく走行してもタコメーターが3000回転以上になるとものすごい爆音が響いてきた。

まさに初日の出暴走族のようである。なんとか無事に家までたどり着いたが、

一般道を走行していると歩行者の視線の冷たさに恥ずかしい思いをした。

暴走族の心理状態が理解できない私であった。

              

              

                          

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